切迫流産で入院して1週間後、子宮頸管縫縮術のなかのシロッカー手術を受けました。
手術の流れ
術前夜9時から絶食、当日朝7時から絶飲水で、午後1時から手術でした。
術着を着て、点滴つけて部屋で待機していたら、手術の直前に仕事先の上司から「今話せますか?」と連絡があり、看護師に呼ばれるギリギリまで上司と仕事の電話。おかげで気が紛れて良かったです。人の声が聞けるって温かい。
手術は前回の帝王切開に続いて2度目ですが、前回はベッドで運ばれたから天井しか見えなかったし、緊急だったので色々感じる余裕もなかった。今回は自分で歩いて手術室に入って、手術台に横になるのが怖かったです☺️
緊張からか手が氷のように冷たくて、酸素モニターが測れない事態に。背中の麻酔の時、びくっとしていた私の体を押さえていた看護師さんが、私の手に触れてくれた一瞬が本当にあたたかくて、人の手ってこんなに救われるんだなと思いました。
挨拶してくれた研修中の看護師さんが、とてもワクワクした表情で「始まります」と教えてくれたのが印象的でした。
手術時間自体は短くて、20分くらいでした。
手術中は上半身に温かい空気をあててあたためてくれたり、手術が終わってベッド移動した後は、電気毛布をかけてくれて嬉しかったり。
人は温められると幸せになると思いました。
手術自体は簡単な部類かもしれませんが、これを何度もやっている妊婦さんは本当に尊敬します。
術後の痛み
痛みは、下腹部の鈍痛で、生理痛の延長のような感じ。鋭い痛みとかはなかったです。
術後当日の夜は、頚椎から持続的に入っている痛み止めに加えて、夜中と朝に追加の痛み止めの点滴をもらってやり過ごしました。
痛みスケールで10段階のどのくらいかと聞かれて、迷って3くらいと答えました。(ちなみに前回の陣痛の時は6といいました)
お腹の痛みに加えて、足にはポンプ、体には心電図や酸素モニター、尿管、背中の痛み止めの管が入っているところも痛く、寝返りもうてない。
加えて、お腹が5分間隔で張っていたため、張り止めのリトドリンの点滴が始まり、副作用で動悸や体の震えがあって、当日夜は寝られないだろうなと思っていました。
しかしなんと細切れに合計3時間くらい寝られて、びっくり。
張り止めの点滴をしたら、張りもおさまったので術後24時間で張り止めの点滴もいったん終了になりました。私はラッキーなほうだったと思います。
辛さのピーク
やはり当日の夜がいちばんつらくて、翌日いっぱい乗り切れば、ずいぶん痛みは楽になりました。
私の病院では、術後翌日いっぱいはベッド上安静で、食事もローマ人のように寝たまま取り、ベッドの背もたれもフラットにしておく感じでした。
帝王切開では、翌日午前中に歩かされたので、こちらの方がゆっくりできました。。帝王切開の時は術後も一般病棟だったのに、シロッカーの術後はMFICUに入るし、この差はなんだろうと思いました。たぶん出血やお腹の張りのコントロールが必要だからだと思いますが、、。私は帝王切開のほうが大変でした。
まあ、乗り越えた今だから言えることですね。