Lazadaとは、シンガポールに拠点を置くLazadaグループ(アリババグループ会社)が経営するECプラットフォームです。日本からも出店することができ、2022年6月現在、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムに商品を売ることができます。
円安が止まらないし、何か副業でもやろうかな、、と考えた私は、Lazadaにアカウントを申請しました。
Amazon やEbay輸出と比べたLazadaのメリット
円安の恩恵を受けて、海外の市場に日本の商品を届けたい。そう思うとき、よく思い浮かぶのがAmazon輸出やEbayだと思います。私も実は数年前に、Amazonセラーセントラルにアカウント登録をしたことがありました(アカウントだけ作って放置中。。)
Amazon輸出やEbayとLazadaの何が一番違うのか。
2022年6月現在、それは、Lazadaは商品の通関をLazadaが行ってくれる(日本のセラーは、日本国内にあるLazadaの倉庫に商品を送ればよい)という点です。
いや、これはシンプルにして最大のメリットです。AmazonやEbayで物を売ろうとするとき、通関の際に関税がかかるのか否かを考えることが私にとって障害でした。たとえ、Ebayでは関税は買主負担なので、売主が経済的に負担することはなくても、それでも売主と買主の「個人輸入/輸出」になることの心理的負担感があり、私は結局始めることもしなかったのです。
Amazon輸出をやろうとしたときは、個人輸出/輸入になることを避けるために、Amazon FBA(外国にあるAmazonの倉庫にまとめて物を送っておいて、そこからAmazonが注文が入れば消費者に届けてくれる仕組み)を使うことも考えました。
でも、ある程度まとまった量の商品を、その国のAmazon の倉庫に送る必要があり、それこそ通関手続きや関税の支払いが必要でした。日本国内にはそのような輸送・通関代行業者も沢山あるので、その業者を使えばよいとおもったのですが、まだ商品も売っていなくて、何が売れ筋の商品かもわからないのに、何かを大量に仕入れて、業者を使って外国のAmazon倉庫に送るなんて。。個人の副業レベルでできることではないと感じて、そこでお腹いっぱいになってしまいました。
Lazadaの場合は、商品が売れた場合も、国内の倉庫に送ればセラーの役割は終わる。それなら私にもできそう。そう思いました。
また、Lazadaの場合は、1つのプラットフォームで、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの6か国に同時に出品することができます。商品が売れた国に応じて、Lazadaの国内倉庫からその国に配送してくれるのです。これも画期的。
加えて、私は昔フィリピンに短期間住んでいたことがありました。現地の人々のマインドも少しは分かっている気がしましたし、何よりなじみがある国の方が、商品を届けたいというモチベーションが湧いてきました。
Lazadaのデメリット
Lazadaに、セラー(売主)として登録する際に、すこし躊躇したことは「アリババ系列の会社に自分のビジネスを託してよいのかな、、」という不安でした。いわゆるカントリーリスク、というやつですね。
ちょうど2022年5月頃までは中国の北京・上海で、新型コロナウィルスに対する厳しいロックダウンが敷かれていたのです。市民が外出できなくて、高層マンションの窓から叫んでいる映像。日本からその様子を見ていて、心を痛めると同時に、少し怖いなと思ってしまいました。
でも結局自分の興味に負けて、登録してしまいました。どうせビジネスと言うほどの大きな成果もできそうにないだろうと思って。
また、Lazadaでは、会社か個人事業主でしかアカウント申請ができません。私は個人事業主になっているのでアカウントを登録できましたが、AmazonやEbayでは、そのような要件もなかったので、始めにくい点にカウントされるかもしれません。
ただ、数年前まではLazadaは会社しか(法人しか)登録できなかったと記憶しています。個人事業主になるには、税務署に開業届を出せばよいので、会社を設立するよりはハードルが下がりました。その意味では、Lazadaはセラー獲得に力を入れ始めているな、思いました。
長くなったので、Lazadaのアカウント申請方法を次回に書きたいと思います。