ベビーマッサージのクラスを受けた時、インストラクターの方がこの詩を紹介してくれました。肌で触れ合うことの優しさを謳う、Phyllis K. Davisという方の詩だそうです。
赤ちゃんと触れ合い、抱きしめるのはもちろんのこと、この詩を読んで私が最初に連想したのは親のことでした。古い日本人で、子供とハグをするなんて想像すらしていない親なのです。
でも、人と触れ合って癒やされることに年齢は関係ないかもしれません。家族をハグするとき、親しい友人を慰める時、色々な場面で、背中を押してくれる詩です。かなり意訳してしまいますが、Miniko訳とともにお届けします。
Please touch me
Phyllis K. Davis
If I am your baby, please touch me.
I need your touch in ways you may never know.
Don’t just wash and change and feed me, but rock me close, kiss my face and stroke my body.
Your soothing, gentle touch says security and love.
If I am your child, please touch me
though I may resist, even push you away.
Persist. find ways to meet my needs.
Your goodnight hug helps sweeten my dreams.
Your daytime touching tells me how you really feel.
If I am your teenager, please touch me.
Don’t think because I’m almost grown,
I don’t need to know that you still care.
I need your loving arms, I need a tender voice.
When the road gets rocky, then the child in me still needs.
If I am your friend, please touch me.
Nothing lets me know you care like a warm embrace.
A healing touch when I’m depressed assures me I am loved
and reassures me that I am not alone.
Yours may be the only comforting touch I get.
If I am your sexual partner, please touch me.
You may think that your passion is enough,
but only your arms hold back my fears.
I need your tender reassuring touch
to remind me I am loved just because I am me.
If I am your grown-up child, please touch me.
Though I may have a family of my own to hold, I still need Mummy’s and Daddy’s arms when I hurt.
As a parent the view is different,
I appreciate you more.
If I am your ageing parent, please touch me
the way I was touched when I was very young.
Hold my hands, sit close to me, give me strength,
and warm my tired body with your nearness.
Although my skin is worn wrinkled, it loves to be stroked.
私に触れてください
フィリス・K・デイビス
私があなたの赤ちゃんなら、どうか私に触れてください。私はあなたのタッチが必要なのです、たくさんね。
私の体を洗ったり、着替えやミルクだけでは足りません。顔にキスをして、体を撫でて、なだめるような優しいタッチで、安心と愛をください。
私があなたの子供なら、どうか私に触れてください。私が抵抗しても あなたを押しのけても我慢して、私を満足させてね。
あなたのおやすみのハグは私に甘い夢を見せてくれます。
昼間のタッチで、私はあなたの本当の気持ちを知ることが出来ます。
私があなたのティーンエイジャーなら、どうか私に触れてください。
私がもうすぐ大人だからといって考えないで。
あなたが気にしているようなことを私は知らなくていいんです。
あなたの愛しい腕と、優しい言葉が必要なのです。
人生の道が険しくなっていくので、私の中の幼い部分がまだあなたを必要としているのです。
もし私があなたの友達なら、どうか私に触れてください。
温かい抱擁ほど、あなたの気遣いを感じさせてくれるものはありません。
落ち込んでいるときの癒しのタッチで、私は愛されていると確信することができます。
私は一人ではないと安心するのです。
あなたの手が私の唯一の慰めかもしれない。
私があなたのパートナーなら、どうか私に触れてください。あなたの情熱だけで十分だと思うかもしれません。
でもあなたの腕だけが私の恐怖を抑えてくれる。
あなたの優しい安心感のあるタッチが必要なのです。
私がありのままで愛されていることを忘れないように。
もし私があなたの大きくなった子供ならば、どうか私に触れてください。
私には私自身の家族がいるかもしれませんが、私が傷ついた時には、今でもママやパパの腕が必要です。
親として、考え方は違うかもしれませんが、私はあなたに感謝しています。
もし私が年老いた親なら、どうか私に触れてください。
幼い頃に触れてくれたように。手を握って、そばに座って、力を与えて。
あなたの温もりで老いた私の体を温めてください。
私の肌はしわくちゃになっていても、撫でられるのは大好きなのです。